08 Nov
08Nov

消防署の立ち入り検査って何をするのですか?

ある日突然消防署から「何月何日に検査に行きます」と連絡があったけど、何を準備したらいいのでしょう?

結論から言えば「消防用設備等点検結果報告書」なんですが・・・

消防署の仕事と言えば

「消火」・・・火災時に火を消す

「救急」・・・急病人を病院へ運ぶ

「救助」・・・事故、災害で人を救い出す

と消防の仕事として花形に感じられる分野ですが、ここには入らない大切な仕事があります。

それが『予防』です。

『予防』・・・火災の発生を未然に防ぐとともに、万一に備えて区域内の建物情報を把握する。

「検査に行きます」という電話のほとんどがこの『予防』を仕事にしている部署「予防課」からとなります。

では具体的に何を見に来るのでしょうか?

1.建物の使用状況

建物の所有者、使用状況(用途)、防火管理者に変更がないかを確認します。

→変更がある場合にはその場で修正可能ですが、防火管理者の変更は届けを出すよう言われます。

2.消防設備の不備の改善状況

法定点検で不備事項が出ておりかつ、この消防用設備等点検結果報告書が消防署に出されている場合、消防は、この報告書を元に確認を実施します。

→修繕されていれば問題ありません。

不備事項をスルーしておくと指摘、改善計画書の提出を要請されます。

3.取扱危険物、可燃物の状況

取り扱う危険物や可燃物の種類、量 塗料、油、樹脂類、綿花、紙、ゴム・・・一定量を超えて保管、使用する場合、事前に届けを出していると思いますが、変更や追加がないかを確認します。

→変更や追加がある場合には届けの要請、看板設置を要請されます。

→何の届けもない状態で一定量を超えている場合には要注意!

消防設備の追加を要請される場合があります。(現地で見つかることもあります)ここまでは机上での打合せです。

続いて現地確認が行われます。

4.消防設備の設置状況

消火器、消火栓、発信機(ベル)、避難器具の前に障害物が無いか? 

誘導灯(緑色)の表示が消灯していないか、見えにくくなっていないか?

自動火災報知設備の未警戒区域が無いか?

5.避難経路の確認

出口となる扉や避難経路に障害物が無いか?

特に階段室には要注意!

6.電気設備等の配線状況

コードや電線が踏まれる場所にないか?照明に可燃物が触れていないか?

7.防炎状況

カーテンや絨毯は防炎仕様になっているか?

また、ごく稀にですが消防隊が一緒に来て万一の時の建物への侵入ルートや内部消火方法の確認をすることもあります。

このような内容を見ていきますが、全国的に火災が連続発生している場合には、その原因となっている場所や物の状況確認ということもあります。

「立ち入り検査、不安だなぁ~」と思われた方は↓

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【まとめ】

・立ち入り検査の時に用意するのは、最新の「消防用設備等点検結果報告書」

・必要に応じて防火管理者や建物の使用状況がわかるもの

・危険物、可燃物を扱っている場合にはその量がわかるもの

指摘を受けた場合には、その改善計画(専用書式)の提出を要請されます。

改善計画をしたり、書類を提出したりと、手間が増えるばかりですので、消防設備点検での不備事項は出来るだけ早急に修繕をしておきましょう!

法定点検を実施していない場合には、点検業者に先ずは相談しましょう!!

点検、修繕 、報告まで一貫して実施できる『消防設備業者』がお勧めです!

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【会社名】 株式会社ALTEC
【所在地】 愛知県一宮市猿海道一丁目4番31号
【HP URL】   https://www.altec.news/
【主な業務】防火設備定期検査・消防用設備点検・

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